海岸の清掃活動を続けていると、目に見えるゴミだけでなく、目に見えない汚染 の存在を強く感じることがある。 その代表的なものが マイクロプラスチック だ。 プラスチック製品が劣化し、細かく砕かれたものが海へ流れ込み、魚たちの体内に取り込まれてしまう。 この問題は、海洋生態系だけでなく、私たちの健康にも影響を及ぼす可能性がある。
魚の体内から見つかるマイクロプラスチック
近年の研究では、多くの魚の消化管からマイクロプラスチックが検出されている ことが報告されている。 例えば、東京湾で調査されたカタクチイワシのうち、約80%の個体の消化管からマイクロプラスチックが見つかった というデータがある。 これは、魚がプランクトンと間違えてマイクロプラスチックを摂取してしまうことが原因と考えられている。
また、マイクロプラスチックは 有害な化学物質を吸着しやすい という特性を持っている。 そのため、魚の体内に取り込まれると、生殖機能の低下や免疫系の損傷 などの健康被害を引き起こす可能性がある。
食物連鎖を通じた影響
マイクロプラスチックを摂取した魚は、さらに大きな魚に食べられ、食物連鎖を通じて体内に蓄積されていく。 最終的には、私たち人間がその魚を食べることで、マイクロプラスチックが人体に影響を及ぼす可能性 も指摘されている。 特に、マイクロプラスチックに付着した有害物質が 内臓や筋肉に移行する ことで、健康リスクが高まると考えられている。
マイクロプラスチック汚染の現状
現在、世界中で 年間約800万トン のプラスチックが海へ流出していると推定されている。 このまま対策を講じなければ、2050年には海洋中のプラスチックの重量が魚の重量を超える という試算もある。 この問題を解決するためには、プラスチックの使用を減らし、適切にリサイクルすることが不可欠 だ。
私たちにできること
マイクロプラスチックの問題を防ぐためには、以下のような取り組みが重要だ。
プラスチック製品の使用を減らす
使い捨てプラスチックを避け、再利用可能なものを選ぶ。
適切なゴミの処理を徹底する
ポイ捨てを防ぎ、リサイクルを積極的に行う。
清掃活動を推進する
海岸のゴミを回収し、プラスチックの流出を防ぐ。
環境教育を広める
マイクロプラスチックの影響を多くの人に知ってもらう。
マイクロプラスチックは、魚の体内に取り込まれ、食物連鎖を通じて私たちの健康にも影響を及ぼす可能性がある 。 この問題を解決するためには、プラスチックの使用を減らし、適切な処理を徹底することが不可欠 だ。 海岸の清掃活動を続けながら、こうした問題をより多くの人に伝えていきたい。
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