海ごみとゴーストギア—釣り人が残すゴミの現状と課題
海岸の清掃活動を続けていると、さまざまな種類のゴミが目につく。
ペットボトルや食品包装、発泡スチロールなど、海へ流れ着くゴミは多岐にわたるが、今日は 釣り人が残していくゴミについて取り上げる。
釣り人が出すゴミの種類
釣り場を歩いていると、以下のようなゴミが頻繁に見つかる。
・釣り糸やルアー :切れた釣り糸がそのまま放置され、海洋生物が絡まる危険がある。
・釣り針 :錆びた釣り針が砂浜に埋もれ、足を怪我する原因になる。
・餌の容器 :プラスチック製の餌箱やパッケージがそのまま捨てられている。
・タバコの吸い殻 :釣りをしながら吸ったタバコの吸い殻が砂浜に散乱している。
これらのゴミは、海洋環境に深刻な影響を与えるだけでなく、釣り場の美しさを損なう原因にもなっている。
ゴーストギアの問題
ゴーストギアとは、放棄・逸失・投棄された漁具 のことで、海に流れ込んだ釣り糸や網が長期間海中を漂い続ける。
このゴーストギアがもたらす影響は深刻で、以下のような問題を引き起こす。
・海洋生物への被害 :ウミガメや魚が絡まり、命を落とすケースが多数報告されている。
・生態系の破壊 :サンゴ礁や海底の生態系を損傷し、海洋環境のバランスを崩す。
・漁業への影響 :ゴーストギアが魚を捕獲し続けることで、漁業資源の減少につながる。
特に釣り糸は 分解されるまで600年以上 かかるとされており、一度海に流出すると長期間環境に影響を与え続ける。
解決策と今後の取り組み
釣り人が出すゴミを減らすためには、以下のような対策が必要だ。
・ゴミの持ち帰りを徹底する :釣り場にゴミ箱がない場合でも、必ず持ち帰る習慣をつける。
・釣り糸の回収ボックスの設置 :釣り糸専用の回収ボックスを設置し、適切に処理できる環境を整える。
・啓発活動の強化 :釣り人に向けた環境保護の啓発活動を行い、ゴミを捨てない意識を広める。
海を守るためには、釣り人一人ひとりの意識が重要だ。
美しい海を未来へ残すために、私たちができることを考え、行動していきたい。
私達は海ゴミの清掃活動&海洋プラスチックや集めたものでリメイク品の制作及び販売しています、活動にご賛同いただける方はご購入をご検討ください✨
https://minne.com/@meikasu
https://ayumiya.official.ec