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海洋ゴミ

BBQの放置ゴミ

海岸の清掃活動を続けていると、季節によってゴミの種類が変わることに気づく。 特に暖かい時期になると増えるのが、バーベキュー(BBQ)の放置ゴミ だ。 家族や友人と楽しい時間を過ごした後、そのままゴミを置き去りにしてしまうケースが後を絶たない。 この問題は、景観を損なうだけでなく、環境や安全面にも深刻な影響を及ぼしている。

BBQの放置ゴミの種類

海岸で見かけるBBQのゴミには、以下のようなものがある。

使い捨ての皿やカップ :プラスチック製のものが多く、風で飛ばされやすい。
食べ残し :カラスや野良猫が荒らし、周囲に散乱する原因になる。
炭や灰 :「自然に還る」と誤解されがちだが、炭は分解されずに環境中に残る。
アルミホイルや網 :錆びて劣化し、海洋汚染の原因となる。
空き缶や瓶 :割れると危険で、砂浜に埋もれると気づかれにくい。

これらのゴミは、放置されることで 海洋汚染や生態系への悪影響 を引き起こす。 また、炭や食べ残しは 衛生面の問題 もあり、害虫の発生や悪臭の原因にもなる。

放置ゴミがもたらす影響

BBQのゴミが適切に処理されないと、以下のような問題が発生する。

海洋汚染
風や雨によってゴミが海へ流れ込むと、プラスチックや金属片が海洋生物に悪影響を与える 。 特にプラスチックは分解されず、マイクロプラスチックとなって海の生態系を脅かす。

野生動物への被害
食べ残しを求めてカラスや野良猫が集まり、ゴミを荒らしてしまう。 また、プラスチックやアルミホイルを誤って飲み込んだ動物が 健康被害を受ける こともある。

安全面の問題
放置された炭やガラス片は、砂浜で遊ぶ人々にとって危険な存在だ。 特に、炭を埋める行為は 火傷の原因 となるため、絶対に避けるべきだ。

BBQのゴミを減らすためにできること

BBQのゴミ問題を解決するためには、以下のような対策が必要だ。

ゴミを持ち帰る習慣を徹底する
使い捨ての皿やカップを減らし、再利用できるものを持参する。

炭や灰の適切な処理
使用後の炭は専用の処理方法を守り、砂浜に埋めない。

啓発活動の強化
BBQを楽しむ人々に向けて、ゴミの適切な処理を呼びかける。

清掃活動の推進
定期的なビーチクリーンを行い、放置ゴミの回収を徹底する。

BBQは楽しい時間を過ごすための素晴らしいアクティビティだが、その後のゴミ処理を怠ると 環境や安全に深刻な影響を与える 。 「楽しんだ後は、きちんと片付ける」という意識を持つことで、海岸の美しさを守ることができる。 これからも清掃活動を続けながら、BBQのゴミ問題について多くの人に伝えていきたい。

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