海岸の清掃活動を続けていると、目に見えるゴミだけでなく、目に見えない汚染 の存在を強く感じることがある。
その代表的なものが マイクロプラスチック だ。
特に、二次的マイクロプラスチック は、もともと大きなプラスチック製品が環境中で劣化し、細かく砕かれることで発生するものであり、海洋汚染の深刻な原因となっている。
二次的マイクロプラスチックとは?
二次的マイクロプラスチックは、外的要因によって5mm以下になったプラスチック のことを指す。
この外的要因には、以下のようなものがある。
紫外線による劣化
太陽光を浴び続けることでプラスチックが脆くなり、細かく砕ける
波や風の影響
海岸や海中での摩擦によってプラスチックが削られる
温度変化
寒暖差による収縮と膨張が繰り返されることで、プラスチックが割れやすくなる
これらの要因によって、ペットボトルや食品容器、漁具などのプラスチック製品が時間をかけて細かく砕かれ、海洋環境に長期間残る ことになる。
二次的マイクロプラスチックがもたらす影響
二次的マイクロプラスチックは、以下のような問題を引き起こす
1. 海洋生物への影響
海に流れ込んだマイクロプラスチックは、プランクトンや魚に誤って摂取される 。
これが食物連鎖を通じて蓄積されることで、生態系全体に悪影響を及ぼす 可能性がある
2. 人体への影響
魚や貝類を通じて、私たちの食卓にもマイクロプラスチックが入り込む 。
近年の研究では、人間の血管や臓器からマイクロプラスチックが検出されている ことが報告されており、健康リスクが懸念されている
3. 水質汚染
二次的マイクロプラスチックは、下水処理施設では完全に除去できない ため、河川や海へ流れ込む。
これが蓄積されることで、水質の悪化や生態系の変化 を引き起こす可能性がある
二次的マイクロプラスチックを減らすためにできること
二次的マイクロプラスチックの問題を防ぐためには、以下のような取り組みが重要だ。
プラスチック製品の使用を減らす
使い捨てプラスチックを避け、再利用可能なものを選ぶ
適切なゴミの処理を徹底する
ポイ捨てを防ぎ、リサイクルを積極的に行う
清掃活動を推進する
海岸のゴミを回収し、プラスチックの流出を防ぐ
環境教育を広める
マイクロプラスチックの影響を多くの人に知ってもらう
二次的マイクロプラスチックは、もともと大きなプラスチック製品が環境中で劣化し、細かく砕かれることで発生するものであり、海洋汚染の深刻な原因 となっている。
この問題を解決するためには、プラスチックの使用を減らし、適切な処理を徹底することが不可欠 だ。
海岸の清掃活動を続けながら、こうした問題をより多くの人に伝えていきたい。
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