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海洋ゴミ

マイクロビーズ

マイクロビーズは、化粧品や洗顔料、歯磨き粉などに含まれる 微細なプラスチック粒子 であり、使用後に排水を通じて環境へ流出する。
この問題は、海洋生態系だけでなく、私たちの健康にも影響を及ぼす可能性がある

マイクロビーズとは?

マイクロビーズは、直径0.001mm~0.1mm程度の小さなプラスチック粒子 であり、スクラブ剤や研磨剤として化粧品や歯磨き粉に使用されている。
特に、洗顔料やボディウォッシュに含まれることが多く、肌の角質を落とす目的で使われるが、使用後は排水を通じて環境へ流出する。
このマイクロビーズは 一次的マイクロプラスチック に分類され、最初から微細なサイズで製造されているため、環境中に流出すると回収が困難になる。

マイクロビーズがもたらす影響

マイクロビーズは、以下のような問題を引き起こす。

1. 海洋生物への影響
海に流れ込んだマイクロビーズは、プランクトンや魚に誤って摂取される 。
東京湾で調査されたカタクチイワシのうち、約80%の個体の消化管からマイクロビーズが検出された というデータがある。
これが食物連鎖を通じて蓄積されることで、生態系全体に悪影響を及ぼす 可能性がある。

2. 人体への影響
魚や貝類を通じて、私たちの食卓にもマイクロビーズが入り込む 。
近年の研究では、人間の血管や臓器からマイクロビーズが検出されている ことが報告されており、健康リスクが懸念されている。
また、洗顔料や歯磨き粉に含まれるマイクロビーズは、皮膚や口腔内に残る可能性があり、長期的な影響が懸念される。

3. 水質汚染
マイクロビーズは、下水処理施設では完全に除去できない ため、河川や海へ流れ込む。
これが蓄積されることで、水質の悪化や生態系の変化 を引き起こす可能性がある。

マイクロビーズを減らすためにできること

マイクロビーズの問題を防ぐためには、以下のような取り組みが重要だ。

マイクロビーズを含む製品の使用を避ける
化粧品や洗顔料の成分を確認し、環境に優しいものを選ぶ

適切なゴミの処理を徹底する
プラスチック製品の廃棄を適切に行い、流出を防ぐ

清掃活動を推進する
海岸のゴミを回収し、プラスチックの流出を防ぐ

環境教育を広める
マイクロビーズの影響を多くの人に知ってもらう

マイクロビーズは、化粧品や洗顔料に含まれる微細なプラスチック粒子であり、海洋汚染や人体への影響が懸念されている 。
この問題を解決するためには、マイクロビーズを含む製品の使用を減らし、適切な処理を徹底することが不可欠 だ。
海岸の清掃活動を続けながら、こうした問題をより多くの人に伝えていきたい。

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